国際米不動産投資会社ロングポイント・パートナーズは9日、ドイツとオランダに進出し、欧州の物流不動産市場で投資を拡大すると発表した。デュッセルドルフ、フランクフルト、オランダのランドスタット地域など、需要の高い都市近接エリアを対象に、主要人口集積地や輸送回廊に近い物流施設へ4億ユーロを投じる計画だ。
同社は、都市部に近いインフィル型の産業・物流不動産を投資対象としており、米国と欧州の主要市場で取得・運営を進めてきた。今回の進出により、供給制約が強い欧州中核市場で戦略を広げる。ドイツは欧州最大の経済規模を持ち、域内配送の中心地の一つ。オランダはロッテルダム港や主要航空貨物ネットワークを抱え、欧州向け物流の玄関口として機能している。
両市場では、主要サブマーケットで空室率が低く、新規供給も限られている。EC(電子商取引)の拡大、サプライチェーンの地域化、より強靱な配送網を求める動きが、近代的な物流スペースの需要を押し上げている。ロングポイントは、既存施設の用途転換、改修・再配置、開発余地のある物件を初期の投資対象とする。
ロングポイントは今後、現地パートナー、仲介会社、所有者と連携し、投資機会を探る。両国での資金投下は今後数か月以内に始める見通し。フランクフルトには7月に事務所を開設する予定で、欧州物流不動産の供給不足と都市近接需要を背景に、拠点網を広げる。
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