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中国道路運賃、5月は需給緩みで小幅低下

2026年6月10日 (水)

調査・データ中国物流購買連合会は9日、2026年5月の中国道路物流運賃指数が105.3となり、前月比0.91%低下したと発表した。前年同月比では0.22%上昇した。月内では第3週に前週比で上昇したものの、第1、2、4、5週はいずれも低下し、全体では前月から軟化した。

車種別では、大口貨物や地域輸送を中心とする貸し切り輸送指数が105.9で、前月比0.94%低下、前年同月比0.29%上昇した。小口混載の軽貨物指数は102.6で前月比0.79%低下、前年同月比0.04%低下。小口混載の重貨物指数は105.9で前月比0.91%低下、前年同月比0.23%上昇した。車種別にみても、前月比ではいずれも小幅に低下した。

5月の中国経済は安定した運行を維持し、企業の生産も拡張基調が続いた。一方、道路物流需要は前期に比べて伸びが鈍り、品目ごとに濃淡が出た。従来型の大口物流需要はやや減速したが、連休中の移動や消費回復を背景に、消費財製造業や観光関連物流の需要は活発だった。

供給面では輸送力の増加が続き、連休後も供給が早く回復した。5月の高速道路における貨物車通行量は、各週とも5400万台から5500万台程度で推移し、高い水準を保った。需要の伸びが分化する一方で供給力が厚く、運賃を押し上げる力は限られた。

同連合会は5月の運賃低下について、連休前に運賃が上昇した反動に加え、市場需要の分化で価格を支える力が弱かったと分析。足元では運賃水準が前年同期に近づくなか、燃料価格の上昇が事業者のコスト負担を強めている。ただ、価格転嫁の仕組みは限られ、需給の長期的な不均衡から運賃は大きく上がりにくい状況にある。

今後については、2四半期末にかけて国内の生産・需要が拡大し、産業チェーンとサプライチェーンの循環も円滑に進む見通しとした。景気安定や輸送秩序の改善に向けた政策効果も道路輸送市場を下支えし、運賃指数は小幅に持ち直す可能性がある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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