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国交省、特殊車両の無許可通行対策強化へ

2026年6月10日 (水)

行政・団体金子恭之国土交通相は9日の会見で、トレーラーなど特殊車両による無許可通行や重量違反への対応を強化する方針を示した。悪質な違反者に対する警告基準や、警察への告発要件を2026年度中に改定する予定で、道路構造の保全と交通安全の確保に向け、取り締まりの実効性を高める。

特殊車両は、車両の寸法や重量が一定基準を超える場合、道路法に基づき、事前に通行ルートなどを申請し、特殊車両通行許可などを受ける必要がある。重量超過のまま通行すれば道路や橋梁を傷めるおそれがあり、寸法超過や積載状態によっては歩行者やほかの車両を巻き込む事故にもつながる。

近年は許可を受けて通行する車両が増える一方、申請せずに走行する車両や、許可された寸法などを超えて積載する車両も一定数確認されている。国交省によると、こうした違反車両が横断歩道橋に衝突するなど、重大事故も発生している。大型車両による違反は、単なる手続き違反にとどまらず、道路インフラの損傷や事故リスクを高める問題として、物流現場にも是正が求められる。

金子国交相は会見で「申請をせずに通行する車両や、許可した寸法などを超えて積載し通行する車両が一定数確認されており、横断歩道橋に衝突するなど重大な事故を発生させていることから、一層の適正化を図るために対応を強化する」と述べた。

対応強化では、有識者委員会での議論を踏まえ、違反者に警告を出す基準や、警察に告発する要件を見直す。制度の運用を厳格化することで、悪質な無許可通行や重量・寸法違反を抑止する狙いだ。

金子国交相は「国土交通省としては、特殊車両通行制度全体の改善を進めるなかで、特殊車両の適正な取り締まりを通じて、安全で安心な道路交通の確保を実現していく」と述べた。

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