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JAL、日本初のドローンサービス品質認証を取得

2025年6月6日 (金)

ドローンサービス品質認証 付与式(出所:JAL)

認証・表彰日本航空(JAL)は5日、日本で初めて、一般社団法人ドローンサービス推進協議会(DSPA)が発行する「ドローンサービス品質認証」(JIS Y1011)を同日付で取得したと発表した。JALは鹿児島県の奄美大島で医療関係品や日用品を配送するドローンを定期配送しており、サービスへの信頼性向上に向けて、認証取得を目指していた。

同認証は経済産業省がドローンサービスの提供に必要なプロセスや基準を定めた日本工業規格(JIS)に基づき、DSPAがドローンサービスの品質について認証する。実際の審査は日本品質保証機構(JQA)が行う。

JALが取得したのは「輸送・配送」「緊急搬送」「災害調査」の3つのカテゴリーで、提供サービスとコンサルティングについて認証を受けた。

JALは2023年11月に鹿児島県瀬戸内町と共同でドローン運航事業会社、奄美アイランドドローンを設立。昨年2月から奄美大島で、日用品や医薬品を定期配送するドローンを運航している。このドローンは災害時、援助物資や医療資材の輸送に使われることになっている。

また、災害調査では昨年12月、熊本県の総合防災訓練に参加。ドローンの偵察飛行によって被災状況をリアルタイムに対策本部へ伝えるとともに、自衛隊が輸送した救援物資を、孤立した離島へドローンでリレー輸送する訓練を行った。

同社は「JIS Y1011取得事業者として安全で安心なドローンサービスを提供し続けるとともに、品質認証制度が広く普及し、安心してドローンを利活用できる社会の実現に貢献していく」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部