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ネスレなど、紙パッケージ回収で連携

2025年6月10日 (火)

ロジスティクスネスレ日本(兵庫県神戸市)は10日、フジ(広島市南区)、加藤産業(兵庫県西宮市)と連携し、紙パッケージの回収・アップサイクル活動を三社共同で推進すると発表した。中国・四国エリアでの地域密着型の取り組みを通じて、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の構築を目指す。

(出所:ネスレ日本)

ネスレ日本とフジは2022年7月から、店頭でネスレ日本製品の紙パッケージを回収し、価値のある製品に変換するアップサイクル活動を実施してきた。これまでに延べ435店舗に回収ボックスを設置し、2万個の「ネスカフェ ゴールドブレンド エコ&システムパック」の紙製パッケージを回収した実績がある。

回収された紙パッケージは、一般社団法人アップサイクルの協力のもと、トートバッグやコースターなどの繊維製品にアップサイクルされ、キャンペーンの景品として顧客に提供されている。

現在はフジの19店舗に回収ボックスを常設。今回の加藤産業との連携により、同社の物流拠点や配送網を活用した回収が可能となり、今後の常設拡大に伴う回収量の増加にも柔軟に対応できる体制が整う見込みだという。

ネスレは、2025年までにバージンプラスチックの使用量を3分の1削減し、プラスチックパッケージの95%以上をリサイクル可能な設計にすることを目指している。ネスレ日本では製品パッケージの改良や廃棄物の削減に取り組みながら、バリューチェーン全体を通じて環境への配慮を実践している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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