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神鋼商事、田口金属とアルミ再資源化事業で合弁

2025年6月13日 (金)

M&A神鋼商事は13日、田口金属(東京都新宿区)と非鉄金属スクラップのリサイクルを手がける合弁会社設立に向けた基本合意を発表した。

両社は2040年のカーボンニュートラル達成を見据え、低品位アルミニウムスクラップの選別・回収の高度化を目指す事業を検討する。合弁会社は関東エリアで26年4月1日に設立予定。神鋼商事が過半数出資を基本として出資比率を決定する。

これまでアルミニウムのリサイクルは、不純物の許容範囲が広い鋳物用合金への再生が主流だった。展伸材化には高精度の選別技術が必要で、コスト面の課題も多く、飲料缶を除いて広く事業化されておらず、国内での高品位アルミスクラップの発生量が限られるなか、これまで活用してこなかった低品位スクラップの利用が注目を集めている。新会社は廃自動車や家電などに由来するPCRスクラップを原料とし、再利用可能な展伸材合金への高度な選別・回収に注力する。

同社は資源循環事業で培った知見を生かし、1970年創業で金属リサイクルに実績を持つ田口金属の集荷力・技術力と連携する。両社は単独では困難な分野に共同で挑戦し、合弁会社を通じて変化の激しい市場において迅速に意思決定する構えだ。将来的にはアルミニウムに加え、レアメタル類の再資源化にも取り組む方針だ

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LOGISTICS TODAY編集部
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