ロジスティクスシノプスは18日、伊藤忠商事と共同で開発・推進する食品バリューチェーン最適化プラットフォームDeCM-PFにおいて、参画企業が計100社を突破したと発表した。
現在、食品分野の物流現場では人口減少に伴う労働力不足、特にトラックドライバー不足が深刻化し、EC(電子商取引)市場の成長による需要急増も重なって輸配送業務に課題を抱えている。従来、小売業は特売開始1週間前に発注を行う一方、特売期間中の追加発注は納品希望日の1-2日前に行われ、緊急手配や積載効率の低い配送が頻発していた。こうした背景から同社は、sinopsシリーズのノウハウと伊藤忠商事の流通ネットワークを活用し、1年半で製造・物流・販売に携わる企業の参画を促進し、前年度比440%増の結果を得た。
特売LT長期化サービスでは、特売開始1週間前の初回発注と同時に特売期間中の追加発注を特売開始2週間前にまとめて提案・確定するAI(人工知能)による需要予測技術を活用し、メーカー・卸売業の欠品対応や過剰在庫削減に寄与する。参加企業からは「トラックの緊急手配の心配がなくなった」「物流センターの在庫が減った」などの声があるという。
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