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国際的な車両型式の相互認証、実現に向け進展

2013年11月22日 (金)

行政・団体国土交通省は22日、国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP29)の第161回会合の結果概要を公表し、日本の提案で2016年の創設を目指して検討が行われている「国際的な車両型式認証の相互承認制度」(IWVTA)が、実現に向けて大きく進展した、と発表した。

今後、日本が中心となってIWVTAの実現を含む自動車基準の国際調和、認証の相互承認を進め、「アジアの新興国を含む世界各国で安全・安心な車社会を実現するとともに、日本企業が活動しやすい環境の整備が期待される」としている。

WP29会合では、「IWVTAに関する規則案策定」の作業部会議長を務める日本から、IWVTAに関する規則の骨格案を提案し、了承された。

また、IWVTAに必要な装置関連の協定規則については、骨格案で示された53項目を参考に今後、作業部会で検討を進めていくこととされた。

また、WP29傘下に設置された排出ガスとエネルギーに関する専門分科会(GRPE)が同時期に開催され、日本が議論を主導してきた乗用車などの国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP)案が合意。これにより、2014年3月に開催される第162回WP29で、WLTPは世界統一基準(gtr)として採択される見込みとなった。