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環境省、不法越境貨物の返送で各国と協議

2013年11月27日 (水)

行政・団体環境省は26日、タイ・バンコクで19日から22日まで開催された「有害廃棄物の不法輸出入防止に関するアジアネットワーク」ワークショップの結果概要を公表した。

ワークショップは、国連環境計画(UNEP)が運営する「化学物質・廃棄物のための地域施行ネットワーク」(REN)と連携して開催。有害廃棄物の不法輸出入防止に関する国・地域の取り組み、有害廃棄物の越境移動と環境上適正な管理、有害廃棄物の不法越境移動に関する国際ネットワーク間の連携などを議論した。

アジアネットワークとRENの合同会議では、バーゼル条約事務局から不法越境移動に対する国際的な取り組み、バーゼル条約東南アジア地域事務所からアジア地域の輸出入管理の最新動向が発表された。

日本、タイは有害廃棄物の輸出入管理・水際対策などを発表するとともに、インド、マレーシア、フィジーが国内関係機関の連携による水際対策を紹介した。

不法越境移動に関する貨物の返送については、ヨーロッパの環境法実施・施行ネットワーク(IMPEL)から、EUで不法越境移動した貨物の返送関連のガイドライン、優良事例、関連する取り組み、香港税関から水際対策・返送手続、環境順守施行の国際ネットワーク(INECE)から貨物返送に関する手続きや事例、バーゼル事務局から返送のガイダンス作成に関する発表があった後、パネルディスカッションで、不法越境移動した貨物の返送に関する情報共有や取組議論が行われた。