ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

オリ自、電池品質評価確立でEV市場活性化へ

2025年7月11日 (金)

荷主オリックス自動車(東京都港区)は11日、EVolityとパナソニックホールディングスとの3社で、中古電気自動車(EV)のバッテリー劣化診断を活用した共同実証実験を今月から開始すると発表した。

実証実験では、同社が実施する中古車入札会でバッテリー診断書を付与したEVを出品し、入札価格への影響を検証する。診断にはEVolityが提供するシステムを利用し、専用機器とスマートフォンアプリで10秒の短時間で高精度な診断が可能。診断書にはパナソニックHDが国内外15万台以上のEVから蓄積した知見を基に、バッテリーの劣化度を示すSOH(State of Health)や使用環境に応じた寿命傾向を示す「電池長寿命グレード」を記載する。

国内では中古EVの性能やバッテリー品質を客観的に評価する仕組みが不十分で、エンジン車に比べリセール価格が低い傾向にある。これがリース料金を割高にし、EV導入の障壁となっている。3社は実証実験を通じて中古EV価値の適正評価体制づくりに取り組み、EV取引の信頼性向上と市場活性化を目指すとしている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。