ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

25年上半期後継者難倒産は高水準で推移、TSR

2025年7月14日 (月)

調査・データ東京商工リサーチ(TSR、東京都千代田区)は14日、2025年上半期(1-6月)の後継者不在が一因の「後継者難」倒産に関する調査結果を発表した。

2025年上半期の後継者難倒産(負債1000万円以上)は230件(前年同期比10.1%減)だった。上半期では2年ぶりに前年同期を下回ったが、過去最多だった前年の256件に次ぐ過去2番目の高水準だった。要因別で見ると、代表者などの「死亡」は103件(同20.7%減)で前年同期を下回ったが、「体調不良」が93件(5.6%増)、「高齢」が29件(7.4%増)は過去最多を更新した。

「後継者難」倒産は資本金1000万円未満が143件(構成比62.1%)、形態別では破産が215件(同93.4%)と9割超を占めた。同社によると、小・零細企業ほど代表者への依存が高く、代表者が健康上の問題を抱えると事業継続に大きなダメージを与えかねない。過剰債務などの課題を抱えて、本人の意思確認が最も重要なだけに「後継者難」倒産はしばらく落ち着く気配はうかがえないと分析した。

▲「後継者難」倒産推移(クリックで拡大、出所:東京商工リサーチ)

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。