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内田洋行、物流施設などを中央制御するシステム

2013年12月9日 (月)

メディカル内田洋行は9日、照明、空調などの設備管理システムをIPネットワークで接続することで、タブレットなど1つの端末からすべての管理情報のモニタリングや操作が可能となる、新たな中央制御ソリューションを発売すると発表した。24日に竣工する大和ハウス工業のマルチテナント型物流施設「DPL相模原」(神奈川県相模原市)で試験導入し、共同で実証実験を行う。

設備管理システムを統合するもので、内田洋行ではオフィス・教育施設・物流施設などのほか、工場・医療介護施設・商業施設などを対象に事業を展開する。

施設内に散在する個別の設備管理システムの情報を、複数のオープンプロトコルに対応した制御サーバーを介してIPネットワーク上に統合することにより、無線LANなどを経由してタブレット端末などからすべての設備管理システムの情報にアクセスしたり、操作したりできるようにする、中央制御システムのインテグレーション事業を展開する。

この中央制御システムは、内田洋行が2011年4月から発売したビルマネジメントシステム(BEMS)「エネルセンス」の拡張版として販売する。

エネルセンスの拡張版は、従来のBEMS機能に加えて、オープンプロトコルを採用した各種設備システムのデータを統合監視するための中央制御サーバーと、無線対応型のコントローラーで各種センサーと連動する空調・照明の制御システムで構成。

中でも、統合監視する中央制御サーバーの構築によって、国際標準化された通信プロトコルに対応したデータ形式であればすべてIPネットワークで収集するほか、それらをタブレット端末などから一元的に閲覧したり、操作することが可能。

大和ハウス工業のマルチテナント型物流施設「DPL相模原」では、共同でエネルセンス拡張版をベースに開発したスマートマネジメントシステム「D-LEMS」(ディーレムス)を導入し、24日から省エネ効果や施設管理業務の効率化の実証実験を行う。

実証実験では、主にテナントごとのエネルギー使用量の可視化、温湿度センサーによる庫内環境の適正化、空調、照明、換気など施設内設備をタブレットPC上で統合管理・操作するなど、省エネ、快適性、運用省力化の効果とする計画。

■問い合わせ先
内田洋行オフィス事業本部
担当:山本哲之氏・大矢訓寛氏
TEL:03-3555-4770
FAX:03-3555-6490