ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

国際帝石、直江津LNG基地が竣工

2013年12月9日 (月)

荷主国際石油開発帝石は9日、新潟県上越市で液化天然ガス(LNG)受入基地「直江津LNG基地」が竣工したと発表した。2009年から建設工事を進めていた。

基地は容量18万キロリットルの地上式LNGタンク2基、Q-Flexと呼ばれる積載量21万立方メートル級の大型LNGタンカーが着桟可能な受入桟橋、気化・熱量調整設備を設置。

LNG取扱能力は年間150万トンで、500万世帯の年間消費量に相当する天然ガスを供給することが可能。中部電力が運営する上越火力発電所に隣接し、両社の基地間でLNGの連系配管が敷設されているため、緊急時のLNG相互融通が可能となっているなど、操業する上で高い安定性を備えている。

8月27日にLNG第一船を受け入れた後、主要設備の試運転を段階的に進め、予定より早く12月1日から供用を開始している。基地では、中部電力と7月31日に締結したLNG売買契約に基づいて調達するLNGのほか、オーストラリアのイクシスLNGプロジェクトなど海外プロジェクトからのLNGも受け入れる計画。