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10-12月期の国内荷動き指数は改善、NX総研調査

2025年1月31日 (金)

調査・データNX総合研究所は30日、昨年12月に実施した企業物流短期動向調査の結果を公表した。国内向け出荷量の動向を示す荷動き指数は、10-12月の実績でマイナス11となり、前期7-9月実績に比べ4ポイント改善した。業種別にみても15業種のうち9業種で指数が改善した。

調査は製造業と卸売業の主要2500事業所を対象に実施。686社から回答があった。昨年10月から12月の実績と、今年1月から3月にかけての見通しを尋ね、「増加」の割合から「減少」の割合を引いて指数としている。

国内向け出荷量10-12月の実績は「増加」が17%で減少が28%だった。1-3月の見通しは「増加」15%、「減少」24%で、横ばいが増えたため指数はマイナス9と、さらに2ポイント改善する見込みとなった。

業種別にみると、10-12月の実績で指数がプラスになったのはパルプ・紙、精密機械の2業種で、その他の13業種はマイナスだった。最も指数が良かったのはパルプ・紙のプラス5で、最も悪かったのは繊維・衣服のマイナス30だった。

7-9月期に比べて指数が改善した業種は、木材・家具、電気機械、鉄鋼・非鉄など9業種で、悪化したのは一般機械や繊維・衣服、輸送用機械などの5業種だった。生産財卸は横ばいだった。

また、1-3月の見通しは、生産財卸と食料品・飲料がプラスで、その他の13業種はマイナスだった。最も指数が良かったのは生産財のプラス9で、最も悪かったのは窯業・土石のマイナス49だった。

地域別にみると、10-12月の実績は9地域でマイナスとなり、1-3月の見通しも、プラスマイナスゼロの中国を除いて、8地域でマイナスだった。実績で最もマイナスが小さかったのは北海道のマイナス3で、最も悪かったのは四国のマイナス35だった。

7-9月期との比較では、東北、北陸・信越、近畿、中国、九州・沖縄の5地域で指数が改善、その他の4地域は悪化した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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