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共栄タンカー、船舶売却取り下げで最終益大幅減

2025年8月1日 (金)

財務・人事共栄タンカーは1日、2026年3月期連結業績予想の修正を発表した。通期予想について、売上高を当初予想から3億円増の145億円、営業利益を同3億5000万円増の11億円、経常利益を3億5000万円増の6億円と引き上げる一方、最終利益は17億円減の2億円に大幅に引き下げた。

営業・経常利益については、用船料収入や運航収入が堅調に推移したことを受けて増益となる見込みだが、連結子会社であるKYOEI TANKER SINGAPORE(KTS、シンガポール)が保有する船舶の譲渡に伴う売却益16億円を取り下げたことが大きく影響した。

同社によると、問題の船舶はことし3月21日にメキシコで貨物の荷揚げを完了した後も、現地当局からの出港許可が得られず、現在も同地に停泊を続けている。KTSは船舶の譲渡に向け、メキシコ当局との協議を進めるとともに、司法手続きも開始したが、現時点で出港の見通しは立っていないという。

同日発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比7.4%増の38億5600万円、経常利益は同74.8%増の4億2700万円、最終利益は91.8%減の3億7100万円となった。

前期に取得したLPG(液化石油ガス)船1隻のフル稼働や、既存の保有船舶が順調に稼働したことが増収の要因となった。また、入渠地変更に伴う修繕費の削減が進んだことで増益となった。

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