ロジスティクスT2(東京都千代田区)は5日、自動運転トラックのレベル4認可取得を目指し、イミロン(千代田区)と共同で安全性を数学的に証明するプロジェクトを開始したと発表した。形式手法を用いて自動運転の走行シナリオを論理的に証明する取り組みは、国内初の実運用例となる。
同プロジェクトでは、同社が走行ルートとシナリオを提供し、イミロンが国立情報学研究所の研究成果に基づいたGA-RSS(Goal-Aware Responsibility-Sensitive Safety)を活用して、安全性を数式や論理で構造的に示す。GA-RSSは、RSS(責任感知型安全論)を拡張したもの。
従来の安全評価は「1000万キロ走行して事故がなかった」などの統計的な実証アプローチが中心だったが、GA-RSSを活用した今回の形式手法では、衝突回避や安全停止といった運転シナリオを数学的にモデル化し、「必ず安全である」ことを論理的に導き出すことができる。
同社は今後、幹線輸送での自動運転実装に向けた論理的安全証明の産業モデルとしての展開を目指す。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。