環境・CSR給食事業などを展開するLEOC(東京都千代田区)は、廃食用油を原料とした持続可能な航空燃料(SAF)の国内製造を目指す「Fry to Fly Project」へ参画した。同社が運営受託する社員食堂や病院・介護施設など全国3000か所の事業所で排出される廃食用油を回収し、SAFの原料として活用することで、国内資源の循環利用と脱炭素社会の実現に貢献する。

▲廃食用油回収イメージ(出所:LEOC)
日本では年間40万トンの廃食用油が発生するが、そのうち27.5%が海外に輸出されており、資源の国内利用が進んでいないのが課題となっている。LEOCはこの現状を受け、廃油の有効活用を通じてSAFの国内生産に貢献する考えだ。
回収された廃食用油は、日揮HD、コスモ石油、レインボーインターナショナルの三社が設立した「SAFFAIRE SKY ENERGY」の大規模製造設備でSAFへと精製される。
今後、LEOCはプロジェクト賛同事業所での取り組みを拡大するほか、子ども向けの食育授業でもこの活動を紹介し、環境意識の普及を図る。
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