財務・人事上野グループホールディングス(横浜市中区)は13日、横浜銀行と横浜市が策定した「横浜港CNP(カーボンニュートラルポート)サステナブルファイナンス・フレームワーク」を活用し、初のグリーンローン契約を8月1日に締結したと発表した。これは横浜銀行における同フレームワーク活用の第1号案件であり、横浜市の「適合書簡取得費用支援制度」を利用した第1号案件でもある。
グリーンローンは、資金使途を国際原則に準拠した環境改善(グリーン分野)の適格プロジェクトに限定し、資金協力後も調達資金の管理やレポーティングを通じて透明性を確保するローン。今回のローンで調達した資金は、本社ビル「Yokohama Bayside Building」の大規模修繕に充てられる。具体的には、LED照明化や空調設備更新による省エネ化、太陽光発電設備の設置による再生可能エネルギー導入など、環境負荷を低減するための設備投資が含まれる。これらの施策は横浜港におけるカーボンニュートラルポート形成に貢献するものであり、国際的第三者評価機関DNVビジネス・アシュアランス・ジャパンから、環境課題解決型プロジェクトとして本フレームワーク適合の適合書簡を取得している。
上野グループは150年以上にわたりエネルギー輸送・供給に携わってきた歴史を持つ。環境負荷低減を次世代への責務と位置づけ、今回の契約をカーボンニュートラル推進への重要な一歩と捉えている。今後も地域社会との連携を深めつつ、グループ一体で環境の未来を見据えた取り組みを進めていくとしている。
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