行政・団体三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)は21日、大型トラック「ふそうスーパーグレート」など計3万1122台についてリコールを国土交通省に届け出た。排出ガス発散防止装置の一部に不具合が見つかったためで、22日から対応を開始する。
対象となる車両は、2017年3月から21年5月までに製造された24型式。マフラーに装着されている排気後処理装置制御端末(ACM)ブラケットで設計検討が不十分だったため、取付ナットが緩み、使用を続けると部品が脱落するおそれがある。ハーネスが損傷しエンジンが再始動できなくなる可能性も指摘されている。
これまでに19件の不具合が報告されているが、事故の発生は確認されていない。改善措置として、全車両で取付ナットを対策品に交換しスプリングワッシャーを追加する。さらに、ブラケットに亀裂や錆が確認された場合は新品に交換する。
同社は使用者にダイレクトメールで通知し、自動車整備事業者には日整連の機関誌や自社ホームページを通じて周知を図るとしている。
■改善箇所説明図
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001905660.pdf
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