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霞ヶ関CPがASEAN進出、マレーシアに第1号物件

2025年9月1日 (月)

拠点・施設霞ヶ関キャピタルは1日、マレーシアで物流事業を始動し、第1号案件となる冷凍自動倉庫の開発に着手したと発表した。現地法人KASUMIGASEKI CAPITAL(MALAYSIA)を設立し、マレーシア証券取引所Main Marketに上場する大手デベロッパーの完全子会社と土地売買契約を締結。冷凍・冷蔵倉庫と自動化技術を組み合わせた施設の開発に乗り出す。

霞ヶ関キャピタルは2020年に物流事業を立ち上げて以来、冷凍食品需要の増大やドライバー不足に対応するため冷凍冷蔵倉庫を開発してきた。特に、過酷な低温環境での就労を軽減する「冷凍自動倉庫」の導入に注力しており、国内で培った知見をASEAN(東南アジア諸国連合)市場に展開する。マレーシアは地理的に東南アジアのハブとして機能し、EC(電子商取引)の拡大やハラール食品輸出需要の増加で物流需要が拡大していることから、同社は市場参入を決断した。

▲完成イメージ(出所:霞ヶ関キャピタル)

今回のプロジェクトは30年のフロン規制対応や持続可能な物流インフラ構築を見据えたもので、同社は「成長性のある事業分野×社会的意義のある事業」という方針に沿い、ASEANへの事業展開を進める。マレーシア市場での実績を基盤に、今後は周辺諸国への展開も視野に入れる考えだ。

同社は、初期段階で業績への影響は軽微としつつも、長期的には企業価値向上につながると見込んでいる。物流インフラの整備が急務とされるASEANで、冷凍自動倉庫を軸とした同社の取り組みがどこまで拡大するか注目される。

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