拠点・施設テスホールディングス(HD、大阪市淀川区)は3日、連結子会社のPTEC RESEARCH AND DEVELOPMENT(インドネシア)において、バイオマス燃料「EFBペレット」の製造工場の建設が進行中であると発表した。
本工場はことし2月に着工し11月現在、建屋や機械基礎工事が順調に進ちょく。製造設備の据付も始まっており、2026年6月の操業開始を予定している。敷地面積は1万1000平方メートル、年間生産能力は1万トンとなる見込み。

▲工場の建設場所全景(出所:テスホールディングス)
EFB(ヤシ空果房)はアブラヤシからパーム油を搾る際に生じる副産物で、再生可能エネルギー源として注目されている。同社は中期経営計画「TX2030」で資源循環型バイオマス燃料事業を重点領域に掲げ、EFBやPKS(ヤシ殻)を活用した製品開発を推進している。
取り組みは、農作物残渣の有効活用を通じたストック型ビジネスモデルの確立を図るものであり、サーキュラーエコノミーの促進とカーボンニュートラル社会の実現に寄与することが期待される。
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