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トヨタと熊本県、災害時の道路情報把握へ連携

2025年9月2日 (火)

荷主トヨタ自動車は1日、熊本県、トヨタ・モビリティ基金(TMF)と連携協定を結び、災害時の道路情報を迅速に把握する「くまもと通るモン!プロジェクト」を始動したと発表した。

▲締結式の様子(出所:トヨタ自動車)

近年、熊本地震や2020年の豪雨では道路寸断が発生し、救援活動や物流に深刻な影響を及ぼした。この経験から、災害直後に「どの道が通れるか」を把握することは、人命救助や物資輸送に直結する重要な要素とされている。トヨタは従来、車両のプローブ情報を活用した「通れた道マップ」を提供してきたが、今回の取り組みでは過去3時間以内から1時間以内へと情報の即時性を高めた。

熊本県は冠水や倒木による「通れない道路」情報や病院・避難所などの災害対応拠点の情報を提供し、トヨタ側のデータと統合。双方の情報を重ね合わせたマップを構築し、防災訓練を通じて実証を進める。これにより、災害時の迅速な道路確保や物資輸送ルート設定に資する仕組みの検証を行う。

活動期間は2025年9月から翌年3月まで。ITS Japanやトヨタマップマスター(名古屋市中村区)も助言に加わり、広域展開や復旧段階での生活支援につなげる考えだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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