ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

パナ、チェコでヒートポンプ暖房機製造棟を新設

2025年9月4日 (木)

拠点・施設パナソニックは8月29日、空質空調社傘下のパナソニックHVACチェコ(チェコ)が、ヒートポンプ式温水給湯暖房機(A2W)の生産を担うチェコ工場で新棟を完成させ、同日より本格稼働を開始したと発表した。A2Wは欧州で主流の空調システムで、大気中の熱を利用して温水を循環させ、CO2排出量を抑える特徴を持つ。

新棟は延床面積10万2000平方メートルで、既存棟と合わせた工場全体の規模は14万平方メートルとなる。稼働により生産能力は従来の15万台から最大70万台まで拡張可能で、ロボット80台を活用した自動化を進める。

▲ヒートポンプ式温水給湯暖房機(A2W)の生産拠点のチェコ工場(出所:パナソニック)

さらに2028年までに部品加工工程の無人化や組立工程の自動化率倍増を目指し、主要部品の内製化率を70%まで高める。

欧州では脱炭素社会の実現に向け、ガスや石油を使う暖房機器からの転換が進んでいる。今回の新棟稼働は、市場拡大に対応した増産体制の確立とともに、再生可能エネルギー利用によるCO2排出削減につながる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。