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オービス、木材事業黒字化へ運搬船を売却

2014年1月7日 (火)

ロジスティクス木材輸入などを手掛けるオービスは7日、財務体質の強化を図るため、パナマ子会社のTUIマリタイム社が所有する木材運搬船「グリーンホープ」(最大載貨重量トン数3万5107トン)を海外企業に売却すると発表した。

譲渡額は13億5200万円で、5月下旬に引渡し後、譲渡益6億9000万円などを5-7月期決算に特別利益として計上する。

グリーンホープは同社木材事業の原材料となるニュージーランド産ラジアータパイン材を輸送するため、年間9航海、日本とニュージーランド間を往復。しかし、円安の進行により、同社は前10月期決算で主力の木材事業が伸び悩み、同事業部門で営業損失を計上した。

こうした状況を改善するため、同社は15年10月期(今期)同事業の営業黒字化転換を目指し、国内生産拠点を本社工場に集約し、資産売却などによって財務のスリム化を図る方針を打ち出していた。