大分県日田市・中津市で産業用地開発の事業者募集

公募・入札大分県はこのほど、日田市と中津市で、産業用地開発と企業誘致を図る民間事業者を募集すると発表した。県では、新たな雇用と地域の活力の創出を目指して、企業誘致に取り組むとしている。県と両市は事業者と基本協定を結んで協力体制を構築するとともに、市が開発費用の一部を補助する。

開発用地は日田市石井地区の13.8ヘクタールと、中津市三光臼木・諌山地区の14.7ヘクタールの2か所で、いずれも現在は農地となっている。日田市の予定地は国道210号沿いで、大分自動車道・日田インターチェンジ（IC）からも近い。高速道路を使えば、福岡市まで50分、北九州市まで1時間20分、熊本市まで1時間10分とアクセスに優れている。また、中津市の予定地は福岡県境に近く、中津港や東九州自動車道・中津ICとも近接している。

どちらの用地も、選定された民間事業者が用地を取得し、産業用地として開発。県や地元市の協力を得ながら、企業を誘致し、開発用地を進出企業に売却する。市は、開発事業者に開発費用の一部を補助するほか、進出企業に対しても県と市が補助を行う。

募集手続きはすでに始まっており、日田市は今月25日まで参加表明書の提出を受け付ける。提案書の提出期限は11月25日で、結果の公表と基本協定の締結は12月を予定している。

中津市への参加表明書の提出は10月31日までで、2026年1月9日までに提案書を提出する。結果の公表は26年2月で、3月までに基本協定を締結するとしている。

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