調査・データ発送代行マッチングサイト「一括.jp」を運営するeclore(エクロール、東京都新宿区)は9日、10代の男女を対象とした再配達に関するアンケート結果を公表した。オンラインショッピングを積極的に利用する世代の再配達へのニーズを把握するための調査で、10代は「ちょっとした不便さの解消」を求める声が多いとしている。
調査は8月12日、全国の15歳から19歳の男女100人に対し、インターネットを通じて実施した。
調査結果によると、過去3か月に再配達を依頼した回数を尋ねたところ、「0回」が62人で最も多く、次いで「1回」の18人、「2-3回」の16人が続いた。「4-5回」や「6-9回」「10回以上」といった頻繁な依頼はそれぞれ1人から2人にとどまった。
「再配達依頼の手間をどう感じるか」との問いには、「やや手間に感じる」の35人が最も多く、「どちらともいえない」が25人、「あまり手間ではない」が19人と続き、肯定と否定のどちらにも偏らない中立的または軽微な負担感を示す人が多いのが特徴だった。
一方で、「全く手間ではない」は12人にとどまり、逆に「非常に手間に感じる」も9人と少数派だった。
再配達サービスの改善点について複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「配達時間帯の選択肢を増やしてほしい」の41人で、続いて「配達予定時刻の事前通知をもっと正確にしてほしい」で31人だった。
また、「置き配や宅配ボックスの利用をもっと簡単にしてほしい」が21人、「コンビニや宅配ロッカー受け取りの選択肢を増やしてほしい」が14人と、受け取り場所や方法の多様化を求める声も一定数あった。「再配達の依頼方法(電話・ウェブ・アプリ)をもっと使いやすくしてほしい」が17人と、操作性の改善を求める声もあった。
同社は調査結果について「受け取り時間や通知の正確さといった『利便性を高める工夫』への関心が目立ち、受け取り方法の多様化にも一定のニーズが見られた。総じて、10代の再配達ニーズは『ちょっとした不便さの解消』に焦点が当たっており、利便性と柔軟性を両立させたサービスづくりを進めることが、若い世代にとって使いやすい再配達サービスの実現につながるだろう」としている。
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