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30代は再配達に「負担解消」と「選択肢拡充」求める

2025年9月3日 (水)

調査・データ発送代行マッチングサイト「一括.jp」を運営するeclore(エクロール、東京都新宿区)は2日、30代の男女を対象とした再配達に関するアンケート結果を公表した。仕事や家庭で多忙を極める世代の再配達へのニーズを把握するための調査で、この世代は「負担感の解消」と「柔軟な選択肢の拡充」を求める意識が強いとしている。

調査は8月12日、全国の30歳から39歳の男女100人に対し、インターネットを通じて実施した。

調査結果によると、過去3か月に再配達を依頼した回数を尋ねたところ、「0回」が57人で最も多く、次いで「2~3回」の20人、「1回」の19人が続いた。「4-5回」や「10回以上」といった頻繁な依頼はそれぞれ2人にとどまった。

「再配達依頼の手間をどう感じるか」との問いには、「やや手間に感じる」の38人が最も多く、「非常に手間に感じる」の25人が続いた。合計すると、6割以上が再配達依頼を負担に感じているとした。一方で「あまり手間ではない」は12人、「全く手間ではない」も10人と肯定的な回答も2割程度あった。「どちらともいえない」と答えた人は15人だった。

再配達サービスの改善点について複数回答で尋ねたところ、「配達時間帯の選択肢を増やしてほしい」が38人で最も多く、次いで「置き配や宅配ボックスの利用をもっと簡単にしてほしい」が27人、「配達予定時刻の事前通知をもっと正確にしてほしい」が23人で、利便性や柔軟性を高める要望が多かった。

また、「再配達の依頼方法(電話・Web・アプリ)をもっと使いやすくしてほしい」が16人、「コンビニや宅配ロッカー受け取りの選択肢を増やしてほしい」が13人と、依頼手段の利便性や受け取り場所の多様化を求める声も多かった。

一方で、「配達員と直接チャット・メッセージできるようにしてほしい」といった新しいコミュニケーション手段を求める声は11人にとどまった。

同社は調査結果について、「再配達を一度も依頼していない」と回答した人が半数を超えたことから「生活リズムの中で荷物を受け取る工夫をしている人が多いことがわかった」としたうえで、「働き盛り世代の満足度向上と再配達の削減には、利便性と柔軟性を兼ね備えたサービス設計が重要となる」と指摘している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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