調査・データ発送代行マッチングサイト「一括.jp」を運営するeclore(エクロール、東京都新宿区)は26日、70-99歳の男女100人を対象とした再配達に関する調査結果を公表した。高齢世代の利用実態や課題意識を明らかにし、再配達サービス設計の改善点を探る狙いだ。
調査によると、過去3か月で「再配達を依頼していない」と回答した人が52%を占め、最も多かった。「1回」の依頼が29%で続き、全体の8割以上がほとんど再配達を利用していない実態が浮き彫りとなった。一方で、複数回依頼した人も一定数存在し、生活リズムや受け取り環境による差が見られた。
再配達依頼を「非常に手間」「やや手間」と答えた人は合わせて37%と、負担感の有無について意見が分かれた。改善要望では「配達予定時刻の事前通知精度を高めてほしい」が31%と最も多く、「置き配や宅配ボックスをもっと簡単に利用できるように」との声も29%に上った。そのほか「配達時間帯の選択肢拡大」や「再配達依頼方法の使いやすさ改善」といった指摘もあった。
同社は、通知精度や置き配環境の整備といった再配達削減の仕組みに加え、世代を問わず直感的に操作できる依頼手段の設計が重要だと分析。EC(電子商取引)利用が高齢世代にも広がるなか、再配達を巡る課題は物流事業者にとっても避けて通れないテーマとなりつつある。
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