調査・データ発送代行マッチングサイト「一括.jp」を運営するeclore(エクロール、東京都新宿区)は9日、20代の男女を対象とした再配達に関するアンケート結果を公表した。調査は全国の20歳から29歳の男女100人に対し、インターネットを通じて実施した。調査から、この世代は再配達に対する評価が二極化しており、利用環境やライフスタイルによって感じ方が大きく分かれることがわかった。
調査結果によると、過去3か月に再配達を依頼した回数を尋ねたところ、「0回」が50人で最も多く、次いで「2-3回」の20人、「1回」の18人が続いた。一方「4-5回」(7人)や「6-9回」(2人)、「10回以上」(3人)と回答した人も少数ながら存在した。
「再配達依頼の手間をどう感じるか」との問いには、「全く手間ではない」と「やや手間に感じる」がそれぞれ24人で最多だった。次いで「非常に手間に感じる」と「どちらともいえない」がそれぞれ18人、「あまり手間ではない」が16人で続き、生活リズムや利用環境によって受け止め方が大きく異なる世代であることが伺えた。
再配達サービスの改善点について複数回答で尋ねたところ、「配達時間帯の選択肢を増やしてほしい」が29人で最も多く、次いで「置き配や宅配ボックスの利用をもっと簡単にしてほしい」が27人、「配達の依頼方法(電話・ウェブ・アプリ)をもっと使いやすくしてほしい」が21人と、受け取り時間と方法の柔軟性を重視する声が目立った。
同社は20代の再配達ニーズについて「頻度は多くないが、利便性や柔軟性の不足に小さな不満を抱えている」点に集約されると分析。今後は、時間や方法の自由度を高めるとともに、手続きの簡便さを意識した改善を重ねることが重要となるとした。
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