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内航フィーダーコンテナ輸送量、24年度は7%増

2025年9月12日 (金)

調査・データ日本内航海運組合総連合会(内航総連)が今月発表した、内航海運事業者や旅客フェリー(長距離フェリー)事業者の輸送実績調査の結果によると、2024年度のフィーダーコンテナの輸送量は86万6682TEUで、前年度比7%増となり、19年度の87万5367TEUに次ぐ過去2番目に高い水準となった。港別の取り扱い量では、神戸港が最も多く、次いで横浜港、東京港の順となった。

内航総連では09年度から輸送実績の調査を行っており、今年度は調査を依頼した9社すべてから回答を得た。対象となる船種の内訳は、コンテナ専用船40隻、一般貨物船8隻、フェリー4隻、RORO船7隻の計59隻で、前年度より1隻増加した。

24年度のフィーダーコンテナの輸送量のうち、実入コンテナは59万4105TEUで前年度比7%増、空コンテナは27万2577TEUで同9%増だった。調査開始の09年度の実績を100とした指数では、合計指数は152、実入指数は169、空指数は124となった。

積と揚を合計した取扱量は173万3364TEUで7%増となった。地域別に見ると、関西が51万5400TEUで全体の30%を占めた。次いで関東が41万1052TEUで24%、中国が21万3126TEUで12%と続いた。前年度比では九州以外で増加した。

取扱量を港別に見ると、1位の神戸港は42万1447TEUで7%減となった。2位の横浜港は23万8073TEUで6%増。東京港は29%増の14万6136TEUで、前年度の4位から順位を上げた。

内航総連によると、24年度は紅海周辺の情勢悪化にともない、航路を迂回したことによる外航船スケジュールの遅延が発生したほか、港湾作業員の不足によって国内ハブ港や一部地方港で混雑や滞船が起きた。このため、一時的な韓国経由へのシフトも見られた。

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