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20ftコンテナサイズの可搬型水素発電STが実証へ

2025年9月12日 (金)

調査・データ西尾レントオール(大阪市中央区)は11日、水素エネルギーを安全に輸送・活用するためのMCH(メチルシクロヘキサン)技術を用いた可搬型水素発電ステーションを開発し、実用に向けた実証実験を開始すると発表した。電源設備が整っていない現場への安定した電力供給を目指す。

 
▲オリジナルデザインのJR貨物コンテナを使用した架装(出所:西尾レントオール)

MCHステーションは、水素を液体有機水素キャリア(LOHC)のMCHに転換して輸送・貯蔵し、使用時にトルエンと水素を分離して電力を供給する仕組みを備える。容積は気体水素500分1の常温常圧で扱えるのが特徴。設備は20フィートコンテナサイズでJR貨物コンテナを架装し、10トントラックで輸送可能とした。分離したトルエンは再利用できる。同社は電動建機の充電や仮設事務所、災害時の非常用電源、イベント会場などでの活用を想定している。

現在、関連企業と連携し2025年内のフィールド実証開始を計画しており、9月19日に関西で開かれる電動建機試乗会で実機を初披露する。

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