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CHロビンソン、メキシコ発越境混載を効率化

2025年9月12日 (金)

ロジスティクスCHロビンソン(米国)は11日、メキシコ発貨物を対象にした新たな越境混載サービスを開始したと発表した。メキシコ国内でLTL(小口混載貨物)を集約し、通関・保税倉庫・米加両国向け配送までを一括で扱う仕組みで、輸送コストを最大40%削減し、貨物の可視性を最大48時間早められるとしている。

従来、メキシコから米国へのトラック輸送は法規制により同一通関業者が貨物を扱う必要があり、供給元ごとに分かれて輸送される非効率が常態化していた。新サービスでは、メキシコ国内の集約拠点で貨物をまとめ、1台のトラックで国境を越えた後、同社のAI(人工知能)最適化システム「オプティマイザー」で配送ルートやモードを動的に選定する。

自動車部品などアルミ・鉄を含む品目が最大50%の関税対象となるなか、保税輸送を活用し米国での関税支払いを繰り延べたり、カナダ経由で回避できる点も強調している。食品・飲料、医療機器、電子部品を扱う荷主にも有効で、時短・コスト削減と関税リスク緩和の両立が可能だ。

同社はメキシコで35年以上の事業経験を持ち、年間150万件の越境貨物を取り扱う実績がある。北米物流責任者マイケル・カスタニェット氏は「経済的な逆風が強まるなか、供給網全体を見直す時期にある」と述べ、越境混載サービスをLTLとAI活用の延長線上に位置付けている。

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