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VW、コンテナ車両輸送導入でSC効率化

2025年4月7日 (月)

荷主フォルクスワーゲンメキシコ(VW、メキシコ)は、マースクメキシコと協力し、完成車輸出に「コンテナ入り自動車」(CIC)ソリューションを導入した。これは自動車輸出物流における大きな転換点となる。

VWメキシコは米国、カナダ、メキシコ市場向けに完成車を生産しており、従来は鉄道とRoRo(ロールオン/ロールオフ)船で輸送していた。しかし事業拡大と需要急増に伴い、鉄道サービスの不足や船舶の容量制限などの物流課題が顕在化。これにより生産停止を余儀なくされ、完成車が保管ヤードに滞留する事態が発生していた。

この問題を解決するため、マースクメキシコが提案したのが、完成車をコンテナで輸送する「コンテナ入り自動車」ソリューションだ。この革新的手法により、容量制約を解消し、VWの増大する輸出ニーズに対応できるようになった。

マースクメキシコはVWの物流部門と緊密に連携し、新ソリューションを既存のサプライチェーン(SC)に統合。運用効率を最大化しながら混乱を最小限に抑える工夫がなされている。また、パフォーマンス監視と調整のための包括的なフォローアッププロセスも確立されている。この新たな物流手法の導入により、VWメキシコは輸送の柔軟性を高め、輸出能力を強化することに成功した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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