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三菱食品グループ、折りコン再生スキーム稼働

2025年9月17日 (水)

ロジスティクス三菱食品は17日、折り畳みコンテナ(折りコン)の廃棄品を再利用する資源循環スキームを関東地域で本格稼働させたと発表した。同社の物流事業を承継したグループ会社ベスト・ロジスティクス・パートナーズ(BLP、東京都文京区)と、三菱商事プラスチック(千代田区)と連携し、不要となった折りコンを回収・粉砕・素材化した上で、リサイクル材と新品原料を半分ずつ配合し再商品化する仕組みを7月から開始した。

同スキームでは、折りコン1000枚をリサイクルすることで2.8トンのプラスチック資源を循環利用できる。新品原料のみを使用する場合と比べ、製造から焼却処理に至るまでのCO2排出量を削減できる点が特長だ。「使い捨て」から「循環利用」への転換を掲げ、環境負荷を抑えつつ持続可能な物流資材運用を目指す。

▲折りコンリサイクルの流れ(クリックで拡大、出所:三菱食品)

三菱食品は、グループ全体のパーパスに「サステナビリティ重点課題の同時解決」を掲げ、2030年までにCO2排出量を16年度比で60%削減する目標を設定している。今回の取り組みもその一環で、資材廃棄を減らし資源循環を促すことで、環境と事業活動の両立を図る狙いがある。今後は関東での成果を踏まえ、全国の物流拠点へリサイクルスキームを広げる方針だ。

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