ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ワンワールド、SAF技術普及へ投資ファンド設立

2025年9月24日 (水)

ロジスティクス航空連合のワンワールドは17日、ビル・ゲイツ氏が設立した投資会社ブレイクスルー・エナジー・ベンチャーズ(BEV、米国)と共同で、持続可能な航空燃料(SAF)の開発・商用化を後押しする投資ファンドを立ち上げたと発表した。初期資金は1億5000万ドル(222億円)で、アラスカ航空(同)、アメリカン航空(同)が中核投資家を務め、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG、スペイン)、キャセイパシフィック航空(香港)、日本航空(JAL)のほか、非加盟のシンガポール航空(シンガポール)も参画した。

新設された「oneworld BEV Fund」は、次世代SAF技術への投資や代替燃料市場の拡大支援を通じ、航空業界の長期的な燃料需要に対応する。供給網の多様化・強じん化やコスト競争力の向上、雇用創出や技術革新の促進も狙う。投資運営はBEVが担い、科学的知見と投資実績を生かして早期の技術商用化を支える。

参画各社のトップも声明を出した。アメリカン航空のロバート・アイソムCEOは「顧客の需要に応えつつ、長期的に競争力を高める事業判断」とコメント。日本航空の鳥取三津子社長は「島国である日本にとって航空の環境負荷低減は使命であり、アジアでの普及拡大も視野に取り組む」と強調した。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。