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産業・一般外国人雇用の包括的サービスを手がけるキャムコムグループ（東京都新宿区）は24日、採用支援を行っていたタイ出身の特定技能外国人2人が、富田運輸（宮城県大和町）に特定技能1号のトラックドライバー候補として採用されたと発表した。2人は今後、大型免許を取得したうえで、ことし中にトラックドライバーとして勤務を開始する予定。富田運輸がドライバー職で外国人を採用するのは今回が初めてとなる。
2人はティーラポン・シリパッタラトーンさん（33）とノンタワット・スワンナポンさん（32）で、これまでも技能実習生などとして日本で働いていた。
シリパッタラトーンさんは日本で3年以上、製造関係の仕事をしており、すでに日本の普通免許も取得している。レンタカーで旅行をするなど、車の運転が好きなため、ドライバーとして働いてみようと考えたという。日本語がさらに上達し、安定した生活を築けたら、妻や家族を呼び寄せたいと考えている。
▲（左から）富田運輸に入社したタイ出身のスワンナポン氏とシリパッタラトーン氏（出所：キャムコムグループ）
スワンナポンさんはアニメをきっかけに日本に興味を持ち、プロフェッショナルな職場を経験するため、技能実習として来日した。フォークリフトの運転経験があるため、ドライバー業務にも生かせるのではないかと考えた。将来は、物流業界でキャリアアップを目指すという。
キャムコムグループでは、外国人採用に関する包括的サービスを提供するキャムグローバル（東京都新宿区）と、登録支援機関の綜合キャリアオプション（港区）を傘下にしており、外国人ドライバーの採用や企業の受け入れ体制構築、在留資格・運転免許の取得、入社後のライフサポートなどの支援を行っている。
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