
(出所:中国物流購買連合会)
国際中国物流与購買連合会と欧州パレット協会(EPAL)は23日、ドイツ・インゴルシュタットで「2025年中欧パレット共有行動」(BRAPS)会議を開催した。中国、ドイツ、日本、韓国など7か国・地域から業界団体やパレットメーカー、運営事業者、原材料・設備サプライヤーなど150人以上が参加し、オンラインと現地を組み合わせた形式で討議が行われた。
中国物流与購買連合会の崔忠付総経済師は「パレットはサプライチェーンの近代化やコスト削減、国際協力の基盤」と強調。2025年1-7月の中国社会物流総額が201兆9000億元で前年同期比5.2%増となったことを示し、パレット産業の拡大と循環共用の加速を背景に、デジタル化とグリーン化が進展していると述べた。
EPALのロバート・ホリガー名誉会長は、EUの包装廃棄物規則(PPWR)や森林破壊規制(EUDR)を例に、国際規制順守が業界共通の課題となっていると指摘。「BRAPSは単なる対話の場ではなく、中欧を結ぶ架け橋」として、政策協調や標準化、持続可能な物流モデルの深化に期待を示した。
会議では材料追跡や回収、循環共有モデルなどの事例も紹介され、参加者は課題と解決策を共有した。
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