調査・データエッセンシャルワーカー向けの転職サービス「レバジョブ」を運営するレバレジーズ(東京都渋谷区)は9月30日、物流・旅客事業のドライバー採用担当者・経営者の7割以上がドライバー高齢化や人手不足を実感しているとの調査結果を公表した。企業の中には人材確保のため、多額のコストを掛けざるを得ないところもある。
同社はドライバーを採用する物流・旅客業界の採用担当者や経営者を対象に、今月1日から3日までインターネットを通じてアンケートを実施。321人から回答があった。調査結果によると、「ドライバーの人手不足を感じるか」との問いに対し、「非常に感じている」との回答が52.6%で最も多く、「やや感じている。」の26.5%と合わせると、79.1%を占めた。「あまり感じていない」は5.6%、「全く感じていない」は2.5%だった。
また、「ドライバー未経験者を採用している」との回答は73.8%で、理由としては「経験者の採用が難しい」(39.2%)や「自社で育成できる体制がある」(27.8%)が多かった。
今後1年間のドライバーの採用については、「増やす予定」が69.1%で、「減らす予定」は2.2%にとどまった。増やす理由を複数回答で尋ねたところ、「既存ドライバーの高齢化」が73.0%で最も多く、次いで「従業員一人当たりの業務負担の軽減」の49.5%、「従業員の離職が続いた」の36.0%が続いた。
ドライバー採用で使用しているチャネル(複数回答)は「ハローワーク」が67.3%で最も多く、次いで「自社サイト」の56.7%、求人情報サイトの49.5%が続いた。新たに増やした採用チャネルとしてはハローワークや自社サイトのほか、「求人情報サイト」(29.3%)や「人材紹介エージェント」(16.8%)が上位に挙がった。
一人当たりの平均採用コストは「20万円未満」の38.9%が最も多かったが、「60万円以上」と回答した企業も2割を超えており、人材確保のために比較的高いコストをかけている企業もあった。
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