
▲船長による出前授業の様子(出所:日本船主協会)
環境・CSR日本船主協会(JSA)は9月30日、日本船長協会と連携し、東京都多摩市の帝京大学小学校で6年生と保護者を対象に、海運や船員の仕事についての出前授業を10日に実施したと発表した。出前授業は21年の開始以来5回目で、海事産業の重要性を学校教育で伝える取り組みの一環として行われている。
授業は前半と後半の2部構成で、前半はJSAが海運全般について解説。資源の少ない日本が多くを輸入していることから、貿易量の99.6%を輸送する海運の重要性を説明した。また、身の回りの日用品を運ぶ「コンテナ船」の模型を用い、ドライコンテナとリーファーコンテナ(温度管理可能なコンテナ)の違いを考えるワークを実施。さらに児童はコンテナ船の航路を白地図に書き込むワークを行い、アメリカ東岸から日本への航路で通過するパナマ運河の仕組みやメリットについて学んだ。
授業の後半は、日本船長協会の船長が様々な船種や航海に必要な計器・設備、航海士・機関士の仕事内容、勤務体系、多国籍チームで働くことなどについて、自身の経験やクイズを交えて説明。船内生活については、多彩な料理を食べられることや運動、娯楽も充実していること、Wi-Fi(ワイファイ)環境が整っていることなども紹介した。最後にはロープワーク体験が行われ、児童は船長の手本を見ながらエイトノットやボーラインノットの結び方に挑戦した。
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