オプテックスFA、検出距離40mのファイバユニット発売

荷主オプテックス・エフエー（京都市下京区）は11日、物流業界などでの使用を想定した、業界最長の検出距離40メートルを実現したハイパワーファイバユニット「NF-TX01」と、40ミリメートル幅のスクリーン光を実現したスクリーンファイバユニット「NF-TS40」の光電センサ2機種を発売すると発表した。

NF-TX01は、これまで最大検出距離が20メートルほどであったファイバユニットで検出距離2倍で業界最長クラスとなる40メートルを可能にした。ファイバケーブル部は長さ20メートルで、フリーカット仕様のため取り回しも自由に行える。また、大径レンズ内蔵、IP67対応により、水滴や汚れ、粉塵などレンズの汚れに強い検出が可能となる。こうした特徴から、自動車の塗装工程や立体駐車場での位置制御、鉄鋼業界や物流業界で使用できる。

NF-TS40は、独自の光学設計によりレーザ光のような近並行光を実現した。40ミリメートル幅の光芒により、通過位置にばらつきのある小型部品や錠剤の落下・通過検出・カウントに最適で、最小検出物体0.3ミリメートルまで対応できる。また取付け穴部の素材にはSUSを採用し、締め付けによる変形が無いため安定した検出を可能にしている。

標準価格はNF-TX01が1万6800円（税別）、NF-TS40が2万4800円（税別）。