サービス・商品シナモン(東京都千代田区)は7日、住友ファーマ(大阪市中央区)に高精度AI-OCR「Flax Scanner」を提供したと発表した。これにより、フォーマットが異なる資材入荷ラベルの読み取りを自動化し、MES(製造実行システム)との突合を含む入荷業務の効率化を実現した。
Flax Scannerは、事前定義不要の特徴量学習型AI(人工知能)エンジンを採用。従来は目視確認やデータ修正が必要だった非定型ラベルを、手元端末で撮影するだけで自動抽出・処理できる。住友ファーマでは、読み取り後の照合作業をその場で完結できるようになり、従業員の移動が不要となった。
医薬品業界ではラベルフォーマットの多様性と厳格な品質管理が求められるなか、属人化の解消やヒューマンエラーの低減が課題とされてきた。今回の導入は、物流現場の作業効率向上とDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に寄与する取り組みと位置づけられる。シナモンAIは今後、適用範囲の拡大を見据えて協議を継続するとしている。
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