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東洋製缶子会社、洗剤容器のリユースへ実証実験

2025年10月8日 (水)

調査・データ東洋製缶グループホールディングスの子会社で、プラスチック容器事業を手がけるメビウスパッケージング(東京都品川区)は8日、業務用洗剤の製造販売を手がけるシーバイエス(横浜市中区)とリサイクル事業の鈴与エコプロダクツ(静岡県袋井市)と共同で、業務用小型プラスチックボトルをリユースする実証実験を10月から開始すると発表した。実証実験は東京都環境公社の「サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業補助金」の対象事業として採択されている。

実証実験では、メビウスパッケージングが製造したリユース用のプラスチック容器をシーバイエスにレンタルし、シーバイエスでは業務用の洗剤や除菌剤、ハンドソープなどを詰めて工場やビル向けに販売する。使用済みの容器は産業廃棄物業者を経て鈴与エコプロダクツに送られ、容器の洗浄と破砕を行う。

洗浄された容器はシーバイエスで再使用され、リユースを繰り返して劣化した容器は粉砕した後、プラスチック容器の原料となる。実証実験は今年10月から12月と、来年1月から2月の2回行われる。

実証実験を通じて、事業収益性確保に向けた課題の洗い出しのほか、プラスチック容器のリユース・リサイクルによる二酸化炭素量排出量などの削減効果や使用されるプラスチック原料の削減量、産業廃棄物処理・廃プラ処理費用の削減額などを検証する。また、プラスチック資源の流通、回収の制度化に向けた提言もまとめる。

同社は「プラスチック容器のリユース・リサイクルスキームを早期に社会実装するため、課題や改善方法を検証するとともに、今後さまざまな得意先に向けた展開も検討していく」などとしている。

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