アパレルアンドエスティHDは10日、サプライチェーンの透明性を高めるため、サプライヤーリストの情報拡充を行ったと発表した。昨年公表した47社に加え、新たに60の生産工場を追加開示し、各工場の従業員数、女性比率、労使協定の有無といった労働環境に関する情報を新たに盛り込んだ。
同社はアパレル・雑貨・飲食などを展開するマルチブランド企業グループ。グループ全体で環境負荷の高い繊維産業での企業責任を重視し、2016年から独自の調達方針とガイドラインを策定。これに基づき、生産工場とのパートナーシップやCSRモニタリングを進めてきた。
今回のリスト拡充では、サプライヤーの労働環境の可視化に重点を置き、商社経由の取引先情報も含めて計125の取引先を公開。国内アパレル業界で第3位の売上を持つ同社の取り組みは、ファッション物流でのサステナビリティと透明性向上の動きとして注目される。物流事業者にとっても、調達先の明確化と情報開示の進展は、輸送ルートの透明性確保やリスク管理強化につながる要素となる。
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