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外国人材支援のLinc、大和ハウスGから2億円調達 

2025年10月14日 (火)

財務・人事外国人材に特化したAI(人工知能)採用管理プラットフォーム「Linc Global Hub」(グロハブ)を運営するLinc(東京都千代田区)は14日、大和ハウスグループグロースファンドを引受先とする、2億円の増資をシリーズBラウンドのセカンドクローズで実施したと発表した。今回の増資で、シリーズBの累計資金調達金額は5億円となる。同社は調達した資金で、グロハブを中心に建設・物流業界での外国人材の採用や定着への支援を強化していく。

グロハブは、日本初の外国人材に特化したAI採用管理プラットフォームで、外国人材を採用したい企業の求人と、国内外の人材紹介会社が持つ求職者情報を集約し、AIが最適なマッチングを支援する。また、求人作成から面接の調整、ビザ管理まで、煩雑な採用プロセスを一元管理し、企業の採用事務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を図る。

今後、グロハブにAI面談の機能を追加し、AIが候補者の表情や言語能力を分析し、定量的なデータを提供することで、採用におけるスクリーニング精度の飛躍的な向上を図る。また、外国人材に必要な研修や特定技能2号資格取得を支援するトレーニングのシステムを強化し、在留資格管理の自動化を進める。

さらに、建設現場の技能者から物流施設のオペレーターまで専門性の高い多様な人材ニーズに対応し、入社から定着まで一貫して支援することで、人材が育ち、定着する土壌を業界全体に広げるとしている。

そのために、安全教育、専門技術、日本語能力など建設・物流業界で働くうえで不可欠なスキルを体系的に学べるラーニングマネジメントシステムとコンテンツを開発。外国人材が安心してキャリアをスタートさせ、継続的にスキルアップできる環境を構築する。また、外国人材が安心して暮らせる住環境やコミュニティーの形成を支援する仕組みを構築し、持続可能な地域社会の実現への貢献を目指す。

同社は「建設・物流業界は、私たちの日常生活を支えるかけがえのない社会インフラであり、日本の今と未来を創造する誇り高き産業だ。国籍を問わず誰もが夢を持って挑戦できる魅力的な産業となるよう、業界全体の課題解決に全力で取り組んでいく」としている。

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