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米USCS、フォーカイツAIデジタルワーカーを導入

2025年10月14日 (火)

サービス・商品フォーカイツ(米国)は9日、全米38拠点を展開する大手温度管理物流プロバイダーであるユナイテッド・ステーツ・コールド・ストレージ(USCS、同)が、同社のAI(人工知能)デジタルワーカー「Alan」(アラン)を導入したと発表した。

USCSでは、従来手作業で行っていた予約登録業務の非効率性を解消するため、8週間のパイロットプログラムを実施。アランは600件以上の出荷に対応し、予約登録成功率87%、配達希望日の確保精度96%を達成した。さらに24時間365日稼働することで150件以上の予約を同時処理し、パイロット期間中だけで36-40時間の業務効率化を実現したという。

同社によると、アランは従来のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)と異なり、コンテキストAIを活用して各小売業者の異なるスケジュール要件に自動適応できるのが特徴。メール、ウェブポータル、電話など複数のチャネルを横断的に処理し、リアルタイムでステータスを更新することができる。また、アランは同社のリアルタイムネットワーク上で稼働し、毎日320万件以上のサプライチェーンイベントから得られるデータを活用。単一の自動化ツールでは難しい、ネットワーク全体を見渡した意思決定を可能にするという。

USCSは、以前から同社と出荷追跡分野で提携しており、今回の導入はその信頼関係に基づくもの。今後はAIを活用したサービスの差別化とコスト削減を進め、全米の施設ネットワーク全体で運用効率を高める方針だ。

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