拠点・施設イビデン(岐阜県大垣市)は10日、岐阜県大野町で建設を進めていた新工場「大野事業場」の開所式を実施したと発表した。AI(人工知能)サーバー向けを中心とする最先端ICパッケージ基板の生産拠点で、国内最大級の敷地面積を持ち、順次量産を開始する。

▲新工場「大野事業場」の開所式(出所:イビデン)
大野事業場は2021年9月に用地を取得し、22年12月に着工、25年1月に開設した。建屋は地上6階建ての免震構造で、敷地面積は15万平方メートル。経済産業省の供給確保計画に認定されており、AIサーバーやネットワーク機器向けの高機能基板を生産する。

▲大野事業場(出所:イビデン)
同社は大野事業場と既存工場を柔軟に連携させ、高付加価値製品の受注拡大を図る方針。工場では高い清浄度を確保し、工程の自動化を進めるほか、免震構造や高台建設による災害対策、周辺緑化など、BCPと環境負荷低減にも配慮した設計となっている。
開所式には江崎禎英・岐阜県知事らが出席し、河島浩二社長は「AIサーバー向け製品の生産能力を大幅に拡大し、世界のAIインフラを岐阜から支える」と述べた。
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