調査・データEC(電子商取引)やネットショップ事業者向けに物流アウトソーシングサービスなどを手がける醍醐倉庫(東京都大田区)は10日、Instagram(インスタグラム)とネットショッピングの関係についての調査結果を公表した。Instagramは購買のきっかけとなる強力なチャネルであるものの、ユーザーの多くはアプリ内で衝動買いせず、商品名やショップ名を検索してから購入していることがわかったとしている。
調査は10代から60代以上のInstagram利用経験者男女300人を対象に9月30日、インターネットを通じて実施した。
調査結果によると、「Instagramで知った商品やサービスを購入した際の決め手」を尋ねたところ、「商品の使用感が写真や動画でわかりやすかった」が90人で最も多く、次いで「写真や動画の雰囲気が非常に魅力的だった」が81人だった。
一方、「インフルエンサーの推薦が信頼できた」は34人、「レビューやコメントでの評価が高かった」は33人と比較的数が少なく、同社は「単に人を介した宣伝に頼るだけでなく、写真や動画などの商品コンテンツの質を徹底的に高め、使用イメージを明確に伝えることが最も重要だ」としている。
また、Instagramで商品を知った後の購買行動について尋ねたところ、「商品名を検索して、ネットショップから購入した」が138人、「ネットショップを検索して購入した」が71人で、いったんInstagramを離れて購入する人が7割近くを占めた。逆にInstagram内のリンクやショップ機能からの直接購入する人は少数派だった。同社は「Instagramでの訴求力を高めるだけでなく、検索後のECサイトでの情報提供の質を高め、正確なショップ名や商品名の認知を図ることが重要だ」としている。
また、Instagramでの商品紹介で最も信頼できると感じる点については、「実際に使っている様子がリアルに伝わる写真や動画」が83人で最も多く、次いで「インフルエンサーやクリエイターが良い点だけでなく、正直な感想も伝えている」が73人だった。ユーザーが広告的な演出よりも、購入後のイメージが湧く「真実味」を求めていることがわかったとしている。
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