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三菱商事ロジ、物流人材育成へeラーニング開発

2025年10月20日 (月)

産業・一般三菱商事ロジスティクス(東京都千代田区)は20日、ことし9月に国際物流業務で即戦力となる人材の育成を支援するeラーニングサービス「ロジスタ」をリリースしたと発表した。20年以上のキャリアを持つ現場スタッフが講師を担当し、初心者から中堅層まで幅広く、実務知識を学べる内容となっている。

物流業界では、経験に依存したOJTによる教育が主流となっており、属人的な指導や教育内容のばらつきなどが課題となっている。また、多忙な業務や人手不足を理由に、教育に時間を割けない現場も少なくない。

こうした課題を解消するため、同社は現場に負担をかけずに「均質な教育」と「現場で使える知識」を提供できるeラーニングサービスを開発した。同社の現場経験と教育ノウハウを生かし、段階的に学べるカリキュラムと現役実務者によるリアルな解説で、実践的な知識とスキルの定着をサポートする。

ロジスタ(LOGISTA)は「ロジスティクス スタディ」の略称と同時に、スペイン語の「-ISTA」(-する人)から、「物流を学ぶ人」との意味も込めたという。

学習内容は、20年以上のキャリアを持つ現場スタッフがリアルな課題と対応例をもとに分かりやすく解説し、基礎・応用・専門とステップアップが可能なカリキュラム設計となっている。また、現場での実務に即した書類サンプルを使い、業務の流れを具体的に理解できるよう工夫しているほか、受講者のペースにあわせて繰り返し学習ができ、習熟度確認テストも掲載している。

これによって、業務に支障を来さずに教育ができ、知識レベルの均一化による現場のミス低減にも寄与する。さらにサービスを紹介し、導入相談を受け付ける専用サービスページも公開した。

同社では今後、多言語対応や職種別コンテンツの拡充も視野に入れながら、より多くの現場にフィットする学習サービスへと進化させ、物流業界での人材育成の質向上と業務の効率化を支援していくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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