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オリックス、海事関連の事業継承支援に本格参入

2025年10月21日 (火)

M&Aオリックスは21日、海運業や造船業など海事関連企業に特化した事業承継支援事業を本格的に開始すると発表した。同日までに、船主会社のフェアフィールドシッピング(東京都中央区)の事業継承を支援し手続きを完了した。

オリックスによると、フェアフィールドシッピングは、1974年設立の外航船保有・運航管理企業で、椎名太郎社長の「中長期的な事業継続と従業員の雇用確保」という意向を受け、オリックスが事業継承を支援した。同社の保有船と従業員をオリックスの取引先企業が承継し、船舶の一部はオリックス子会社の三徳船舶(大阪市港区)が引き受けた。

今後、オリックスは海事関連企業向けの事業承継支援を専門に行う人員を配置し、同社による株式の取得や、第三者への資産・株式譲渡の仲介のほか、コンサルティングやアドバイザリーなど、顧客の状況に応じて事業継承に向けた最適な支援を行う。

同社は60年代後半に国内で中古船リースの取り扱いを開始して以来、船舶の保有や運航事業、売買・仲介、国際的な船舶ファイナンス事業などを展開している。昨年には事業承継を目的に三徳船舶の全株式を取得し、ことし3月には双日の船舶トレーディング事業の会社分割によって設立されたソメック(東京都千代田区、旧・双日船舶)の株式の70%を取得した。

こうしたM&Aを活用した事業拡大や、船舶関連事業の多角化などの経験と専門性を生かし、事業継承などを通じて海事産業の持続的な成長に寄与していくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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