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オリックス、ばら積み船2隻を常石造船に発注

2021年7月19日 (月)

新型船のイメージ図(出所:オリックス)

ロジスティクスオリックスは19日、常石造船(広島県福山市)が開発した最新型のばら積み貨物船「TESS66 エアロライン」を2隻発注したと発表した。いずれも2023年に完成する見通し。

今回の発注船は、ばら積み貨物船の新造船に求められる国際的な環境規制「EEDI」(エネルギー効率設計指標)の、25年以降の契約船に求められるフェーズ3(基準値比で30%削減)を前倒しでクリアするもの。オリックスは発表に際し「従来船よりも環境負荷の低減と燃費向上が期待できる」とアピールしている。

1960年代後半に国内で中古船のリースを開始した同社は、70年代前半からは国際的に船舶ファイナンス事業を展開。77年には船舶のマネジメントや保守など行うペルサス・シッピング(現オリックス・マリタイム)を設立するなど、50年近く船舶関連事業を展開している。現在はばら積み船を中心に25隻を保有し、国内外の商社や電力会社などに提供している。